JNCC第3戦 ワイルドボア 石本麻衣選手がクラス初優勝 斉木達也選手に復調の兆し

レース / RACING REPORT - 2017.05.18

JNCC 第3戦
ワイルドボア 石本麻衣選手がクラス初優勝 斉木達也選手に復調の兆し

JNCC第3戦:ワイルドボア
日時 5月14日(
会場 ワイルドボア(鈴蘭高原スキー場)

5月14日(日)に行われた『JNCC 2017/第3戦:ワイルドボア(鈴蘭高原スキー場)』。KTM Japan RacingからCOMP-AA1クラスに参戦した#2 斉木達也選手は4位、#21 林友太選手は15位。 同じくKTM Japan RacingからFUN-WAクラスに参戦した#904 石本麻衣選手は自身初のクラス優勝を果たしました。 KTM Saitama RacingからCOMP-AA1クラスに参戦した#5 石戸谷蓮選手は6位、FUN-AクラスでKTMに乗るベテラン、神馬健選手は今季初優勝でレースを終えました。

第3戦の会場となった鈴蘭高原は、現在閉鎖されているスキー場で、毎年このレースのために特別に開放されているフィールドです。今年はレース前日の土曜日に大雨に見舞われ、マディコンディションのレースとなりました。幸いにもレース当日の日曜日には雨が上がり太陽が顔を出しましたが、逆に熱中症で体調を崩すライダーが現れるほど気温が上昇し、第2戦の広島大会に続き、厳しいステージとなりました。

COMP-GP

今季、ニューマシンのセッティングに悩まされ、開幕戦から苦戦していた斉木達也選手は、大排気量マシンが有利となる鈴蘭高原では開幕戦と同じ350 SX-Fを選びました。1周目からトップ争いを繰り広げる走りを展開しましたが、周回を重ねるにつれ、周回遅れのライダーや、土が掘られて悪化するコースコンディションに悩まされ、4位でチェッカーを受けました。ランキング2位を獲得した昨年の走りを彷彿とさせるライディングから明らかに復調の兆しが窺えました。 次戦は斉木選手が得意とする爺ヶ岳で、優勝に期待がかかります。

#2 斉木 達也 選手/COMP-AA1

石戸谷蓮選手は、体調が万全ではない状態でレースに臨み、さらにレース中にラジエーターから冷却水が漏れるアクシデントも発生し、周回ごとにKTMのピットで冷却水を補給しながらレースを続行しました。そんな中でも安定したタイムで周回を重ね、トップカテゴリーのAA1クラスで6位に入り、実力をアピールしました。

#5 石戸谷 蓮 選手/COMP-AA1

AA1ルーキーの林友太選手はクラス10位を目標に今シーズンを戦っていますが、チームメイトの斉木選手と同様に、周回遅れのライダーや掘れる路面に悩まされ、クラス15位となりました。

#21 林 友太 選手/COMP-AA1

斉木 達也 選手のコメント:
「鈴蘭はあまり得意なコースではないので、4位は及第点だと思っています。マシンを350SX-Fに戻したのですが、やはり慣れないマシンは思うように乗れませんでした。レース前半はタイヤがとてもよくグリップしてくれたのですが、レース後半で路面コンディションが変わり、タイヤの特性が裏目に出てしまいました。次戦は得意な250SX-Fに戻すか、2ストロークにも乗ってみたいと思っています」

石戸谷 蓮 選手のコメント:
「風邪で体調が思わしくなく、ラジエーターが壊れ、冷却水を補給しながら走って6位だったので、悪くない結果だと思います。コースレイアウトはとてもよかったのですが、前日の雨の影響で荒れた状態になっていました。今回は土曜日の夜に会場に着いたので、下見ができずに臨んだレースでしたが、走っているうちにラインが見えてきました。次戦の爺ヶ岳にはマシンをしっかり直して挑みます」

林 友太 選手のコメント:
「仕事が繁忙期を迎え、練習時間が十分に確保できませんでした。怪我をするわけにはいかないので、今回は攻める走りは控え、ポイントを取りに行きました。次戦の爺ヶ岳は、レース前の一週間でしっかり練習できると思いますので、クラス10位以内を目指します」

FUN-GP

「FUN-A」クラスに出場した神馬健選手は300 EXCを乗りこなすベテランで、今季初のクラス優勝を獲得しました。また、FUN-WAクラスでは105 SXに乗る石本麻衣選手は、小排気量ながらスムーズなライディングを見せ、念願のクラス初優勝を果たしました。

神馬 健 選手のコメント:
「難しいコンディションでしたが、300ccの分厚いトルクに助けられ,楽しく走ることができました。初戦が4位、第2戦が2位で、今回1位と右肩上がりです。ありがとうございました」

石本 麻衣 選手のコメント:
「ようやく優勝できて、とても嬉しいです。今回のコースは轍が深く、非常に難しいコースでしたが、マーシャルや他のライダーに助けられて勝てたレースでした。前半はリードされていましたが、給油のタイミングで差を縮め、そこから抜いてトップに立ち、リードを守りきることができました。残りのステージも勝って、クラスだけでなく総合でさらに上位を目指します。JNCCは様々なステージがあり、テクニックも上達します。もっと多くの女性のライダーにエントリーして 欲しいです」

#01 神馬 健 選手/FUN-A

#904 石本 麻衣 選手/FUN-WA

KIDS & TRY

朝一番に行われるキッズと初心者のための入門クラスでは、若干13歳の廣田優大選手がクラスを越えて総合優勝を獲得しました。これにより廣田選手は昨年のAAGP爺ヶ岳から4戦連続で総合優勝を果たし、もはやキッズ&トライレースでは無敵になってきました。

廣田 優大 選手のコメント:
「コースがとても難しく大変でした。モトクロスにも興味がありますが、今はJNCCが面白いので、これからもJNCCで頑張ります」

#8 廣田 優大 選手/JH-Mini

また、今大会からKIDS&TRYクラスでは、エンデューロ・ジャーナリストのジャンキー稲垣氏が、KTMマシン(250 EXC)で「TRY MEN」クラスに出場。稲垣氏に勝利したライダーにKTM Japanが賞品を贈呈する新企画『ジャンキー稲垣を打ち負かせ』も始まりました。

「KIDS&TRY」クラス優勝の廣田選手(右)に賞品を贈呈する稲垣氏(左)

[GROUP] 2017 JNCC(全日本クロスカントリー選手権)

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